釣りの基本用語集

 

釣りを始めるときに、いろんなウェブサイトを調べたり、釣具店へ出かけたりすると
思いますが、釣り特有の用語がわからないことないでしょうか?

私自身最近釣りを始めたのですが、長年釣りをしている知人に連れて行ってもらった時も
釣りに関する用語がチンプンカンプンで話が通じないのを実感しました。

今から釣りを始めてみたい方や、初心者の方が困らないように「釣りの基本用語集」
としてまとめてみました。

活用していただければ嬉しいです。

 

 

◎用具に関する用語

タックル:

釣りをするための道具一式のこと。釣竿、リール、糸、仕掛け、針などが含まれます。自分の釣りスタイルに合わせてタックルを組むのが上達のコツです。

 

ライン(釣り糸):

釣竿から出ている糸で、魚とやりとりする命綱のような存在です。太さや種類によって釣れる魚が変わります。

 

ハリス:

針につながる部分の糸。見えにくくて切れにくい素材が使われ、魚にバレにくくする大事な部分。

 

ナイロンライン:

初めての釣りにおすすめの糸。よく伸びて、魚の引きをやさしく受け止めてくれます。価格も手ごろです。

 

PEライン:

細いのに強い糸で、軽い仕掛けでも遠くまで投げられます。風に強く、水の中での感度がよくて小さなアタリもわかります。

 

フロロカーボンライン:

水に沈みやすく、透明で魚に気づかれにくい特徴があります。根魚を狙うときや、底を釣るときに便利です。

 

リーダー(幹糸):

PEラインの先に付ける別の糸。岩などで切れやすいPEラインを守る役目をします。

 

リール:

釣り糸を巻いたり、出したりするための道具。ハンドルを回して操作します。

 

スピニングリール:

巻き方がやさしくて、初心者にぴったりのリール。扱いやすく、いろんな釣りに使えます。

 

ベイトリール:

操作に慣れが必要ですが、ルアー釣りに向いています。投げたときのコントロールがしやすく、慣れると非常に便利です。

 

ロッド(釣り竿):

魚を釣るための竿。長さ、硬さ、太さ、種類がいろいろあります。使う場所や魚によって使い分けましょう。

 

ガイド:

釣り竿についている小さなリング。ラインがスムーズに動くように導いてくれます。

 

スナップ:

ルアーや仕掛けをワンタッチで付け替えできる部品。初心者でも素早く準備できます。

 

サルカン(スイベル):

糸がねじれて絡まないように、回転してくれる小さな金属パーツ。とても便利です。

 

ウキ:

水の上に浮かんで、魚がエサに食いついたのを教えてくれる道具。アタリが「ピクッ」と目でわかります。

 

オモリ:

仕掛けを水中に沈めるための重り。流れがある場所では重めのオモリが必要です。

 

針(ハリ):

魚の口に引っかかって釣れる部分。小さい針は小魚、大きい針は大物狙い。

 

ルアー:

エサの代わりに使う道具で、ピカピカ光ったり泳いだりして魚を誘います。種類がとても多く、コレクションする人もいます。

 

ジグ:

メタル(鉄など)でできたルアー。遠くまで飛ばせて、深い場所も狙えます。青物や底物に効果的。

 

ワーム:

ゴムやシリコンで作られたルアー。虫や小魚の形をしていて、ゆらゆら動かすとリアルで魚が食いつきます。

 

 

◎釣り方・釣りの動作用語

ルアーフィッシング:

エサの代わりにルアー(疑似餌)を使う釣り。魚に「これエサかも?」と思わせて食いつかせます。動かし方や色の選び方で釣果が大きく変わります。

 

サビキ釣り:

アミエビという小さなエビを使って魚を集め、小さな針がいくつもついた仕掛けでたくさん釣る釣り方。家族連れや初心者に大人気。

 

エギング:

エギングとはエギ(餌木)と呼ばれる疑似餌を使い、アオリイカやコウイカなどのイカ類を狙う釣り方の総称で、一般的にはアオリイカがメインターゲットとなる。

 

ちょい投げ:

軽い仕掛けを少しだけ投げて、近くの海底を狙う釣り方。道具がシンプルで、砂浜や堤防から手軽に楽しめます。

 

投げ釣り:

仕掛けを大きく振って遠くに飛ばし、底にいる魚(カレイ、キスなど)を狙う方法。重めのオモリを使うので、慣れれば気持ちよく飛ばせます。

 

ショアジギング:

岸(ショア)から重たいルアー(ジグ)を投げて、青物や大型の魚を狙う釣り方。体力がいるけど、一発大物もあるワクワク釣法です。

 

フォール:

ルアーが水の中に沈んでいくときの動き。実はこのときに魚がよく食いつくので、気を抜かずに集中しましょう。

 

アクション:

ルアーを上下左右に動かして、まるで生きているように見せるテクニック。「トゥイッチ」「リフト&フォール」など、いろんな動かし方があります。

 

合わせ(フッキング):

魚が食いついたときに、素早く竿を引いて針を口にしっかり引っかける動作。タイミングが遅れるとバレてしまいます。

 

ランディング:

魚を釣った後、タモ(網)などを使って優しく取り込む動作。大きい魚や足場が高い場所ではとても大切なステップです。

 

バラす:

針にかかった魚が途中で外れて逃げてしまうこと。原因はいろいろありますが、焦らず冷静にやり取りするのが防ぐコツ。

 

根がかり:

仕掛けが海底の岩や障害物に引っかかってしまうこと。無理に引っ張ると糸が切れることもあるので、ゆっくり動かして外しましょう。

 

キャスト:

仕掛けやルアーを投げること。軽く投げる「ちょい投げ」から、遠くに飛ばす「遠投」までいろんなスタイルがあります。

 

ドラグ:

リールにある「魚が強く引いたときに糸が少し出る」ための調整機能。ドラグをうまく使うと、大きな魚とも安全にやり取りできます。

 

巻き取り(リトリーブ):

ルアーや仕掛けを回収するためにリールを巻く動作。一定のスピードで巻いたり、止めたり動かしたりして、魚にアピールします。

 

 

◎釣りに関する時間・場所・魚の用語

朝まずめ:

朝、太陽が出る少し前から明るくなるまでの時間帯。魚が一番よくエサを探す「朝ごはんタイム」なので、釣果がとても良くなる時間です。

 

夕まずめ:

夕方、太陽が沈む前の時間帯。魚が「夜に備えてエサを食べよう」と活発に動くため、朝と同じくらいよく釣れるゴールデンタイム。

 

潮(しお):

海の水が満ちたり引いたりすること。月の引力で動いています。「満潮(まんちょう)」は水がいっぱいの状態、「干潮(かんちょう)」は水が少ない状態です。

 

潮目(しおめ):

海の流れと流れがぶつかる場所で、ゴミや泡が集まりやすく、魚もエサを求めて集まります。とてもいい釣りポイントです。

 

ポイント:

魚がいそうな場所、釣れる可能性が高い場所のこと。岩場の横、船の下、橋の影など、「ここだ!」という場所を見つけるのも釣りの楽しみ。

 

棚(タナ)

魚釣りでタナとは、魚が泳いでいる位置、つまり深度にあたります。表層・中層・低層といったように、「層」で呼ぶ形が多いです。魚が「食ってくる」ゾーンとも言えます。

ターゲット:

今日釣りたい魚のこと。「今日はアジをターゲットにしよう」というように使います。

 

根魚(ねざかな):

海の底にある岩や海藻の中に住んでいる魚。カサゴ、アイナメ、メバルなどが代表。じっとしてるけど、エサが来るとパクッと食べます。

 

回遊魚(かいゆうぎょ):

海の中をずっと泳いでいる魚。アジ、サバ、イワシ、ブリなどが有名。群れで移動しているので、釣れるときは一気に釣れることも!

 

ベイト:

魚たちがエサにしている小魚やエビなどのこと。ルアー釣りでは、この「ベイト」の動きをまねて魚をだまします。

 

活性(かっせい):

魚の元気度のこと。「活性が高い」とエサに食いつきやすいし、「活性が低い」とあまり動かず釣れにくくなります。気温、水温、時間帯で変わります。

 

フィールド:

釣りをする場所のこと。川、湖、海、港、磯場、サーフ(砂浜)など、いろいろなフィールドがあり、それぞれに合った釣り方があります。

 

サーフ:

海の砂浜のこと。広くて気持ちが良い場所で、キスやヒラメ、マゴチなどが狙えます。ちょい投げや遠投が楽しいフィールドです。

 

堤防(ていぼう):

港にあるコンクリートの壁のような場所。安全で足場がよく、家族連れや初心者にもおすすめの釣りスポット。

 

磯(いそ):

岩場の釣り場。自然がいっぱいで、クロダイ、メジナ、根魚などが狙えます。ただし足元が危ないので、滑りにくい靴とライフジャケットが必須です。

 

常夜灯(じょうやとう):

港や堤防にある夜でもついている電気のこと。この灯りに小魚(ベイト)が集まり、それを狙って大きな魚が来るので、夜釣りの好ポイントになります。

 

 

◎釣りの専門用語集(中〜上級者向け+やさしい解説)

◆ 潮・自然現象に関する用語

潮汐(ちょうせき):

海の水が満ちたり引いたりする現象。「満潮(まんちょう)」と「干潮(かんちょう)」があり、魚がよく動くタイミング(上げ潮・下げ潮)を読んで釣るのが大事です。

 

潮位(ちょうい):

その時の海の水の高さのこと。時間帯でどんどん変わります。

 

上げ潮(あげしお):

干潮から満潮に向かって水が増えてくる時間。魚がエサを求めてよく動くので釣りやすいです。

 

下げ潮(さげしお):

満潮から干潮へ向かって水が減っていく時間。潮の流れが強くなる場所ではよく釣れます。

 

 

◆ 釣り動作・トラブル系の専門用語

ドラグ調整:

魚が強く引いたときに、糸が切れないようにリールの糸をスムーズに出すための調整。強すぎると切れやすく、ゆるすぎると針が刺さらない。絶妙な調整がカギ。

 

スレ掛かり:

魚の口ではなく、体や尾びれなどに針がひっかかってしまうこと。釣り上げても「ちゃんと食いついたわけじゃない」状態。

 

スレ(スレてる):

何度もルアーや仕掛けを見た魚が、警戒して食いつかなくなっている状態。「このポイント、魚スレてるわ〜」というふうに使います。

 

ラインブレイク:

釣り糸が切れてしまうこと。大物がかかったり、根にこすれたりして発生します。

 

高切れ(たかぎれ):

リールから出ている糸の途中でプツンと切れること。とくにPEラインで遠投するときに起こりやすく、ルアーごと飛んでいきます。

 

根ズレ:

岩場などに糸がこすれてしまい、ラインが傷んで切れやすくなること。これを防ぐために「フロロリーダー」を使います。

 

フックアウト:

魚が針から外れて逃げてしまうこと。「バラす」とほぼ同じ意味ですが、主にルアー釣りで使われます。

 

 

◆ ルアー・テクニックに関する用語

リアクションバイト:

魚がびっくりして反射的にルアーを食べること。動きの速いルアーを使うと、この反応を狙えます。

 

ボトム:

海や川の底のこと。「ボトムを攻める」とは、底のほうにいる魚を狙うこと。

 

サイトフィッシング:

水中の魚を目で見ながら釣るスタイル。水がきれいな場所でルアーやエサを直接見せて食わせます。

 

リフト&フォール:

ルアーを上下に動かして魚を誘う動かし方。「持ち上げて(リフト)、沈めて(フォール)」をくり返します。

 

ドリフト:

ルアーやエサを潮や川の流れにまかせて自然に流すテクニック。自然な動きで魚に違和感を与えません。

 

ジャーク:

竿をチョンチョンと動かして、ルアーにキビキビしたアクションをつける技。

 

デッドスローリトリーブ:

とてもゆっくり巻き取るテクニック。寒い時期や活性が低い魚に効果的です。

 

 

◆ 状況・釣果に関する言葉

入れ食い:

仕掛けを入れたらすぐに釣れる状態。魚がたくさんいて活性が高いときによく起こります。

 

ボウズ:

1匹も釣れなかったこと。悔しいけど釣り人あるある。「今日はボウズだった〜」とよく使います。

 

時合い(じあい):

魚が急に釣れ始める時間帯。朝まずめや夕まずめ以外でも、急に釣れる「チャンスタイム」があります。

 

手返し:

釣って→仕掛けを回収して→また投げるまでの動作の速さ。早いほどチャンスを逃さず釣果アップ!

 

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。

 

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